きまぐれふねこ
山口県
2024年10月10日
Vol.61 世界が⼤注⽬!! ⻄の京都、⼭⼝へドライブ♪〜前編〜

Vol.61 世界が⼤注⽬!! ⻄の京都、⼭⼝へドライブ♪〜前編〜

秋⾵がさわやかな季節になりましたね。
10⽉と11⽉の3連休が待ち遠しいふねこたちは尻尾をぴょこっと⽴てて、早くも⽬を輝かせています♪

観光地といえば、アメリカの有名新聞・The New York Timesに掲載された記事「2024年に⾏くべき世界52カ所」をご存知ですか?
北⽶やフランス・パリに次ぎ、なんと3番⽬に⼭⼝県⼭⼝市が選ばれ、世界中から注⽬を集めているのです!

“⻄の京都”と呼ばれる⼭⼝市は、フェリーターミナルの新⾨司から⾞で約1時間半。
阪九フェリーを降りて⼭⼝へドライブ旅に出かけるふねこたち。
彼らを追いかけて、話題の⼭⼝観光を楽しみましょう!

⼭⼝のシンボル『瑠璃光寺五重塔』。限定の楽しみを満喫!

The New York Timesの「2024年に⾏くべき52カ所」での記事では、「⼭⼝は“⻄の京都”と呼ばれることが多いけれど、⼭⼝はもっと⾯⽩い」と記者が太⿎判!特に素晴らしさを讃えたのが、まちのシンボルであり、⽇本三名塔の⼀つに数えられる『国宝 瑠璃光寺五重塔』です。

瑠璃光寺へ訪れたふねこたち
改修⼯事前の五重塔です

この五重塔は、応永の乱で戦死した⼤内義弘の菩提を弔うために建⽴された塔で、国宝に指定されています。
現在は「令和の⼤改修」の真っ最中。約70年ぶりに檜⽪葺屋根の全⾯葺き替え⼯事を実施しているため、塔全体が⾜場とシートで覆われていますが、これも数⼗年に⼀度の貴重な佇まい。
⼯事期間の2026年3⽉(予定)まで、この時期ならではの特別な催しが⾏われています。

まずは、ベールに包まれた絶賛改修中の五重塔と⼀緒にパシャリ♪
塔の⾼さは31.2m。⽇本古来の伝統的⼿法・檜⽪葺(ひわだぶき)で作られている屋根が特徴で、塔の⾝部は上層に⾏くほど間を詰めているため、胴体部分がすっきりとしたシルエット。室町建築としては珍しく装飾をおさえた厳かな造りで、侘び寂びを感じられる五重塔なのです。お披露⽬が楽しみですね!

さぁ、本堂へ進みましょう。

正⾯に巨⼤なしゃもじを発⾒!ここに書かれた「佛⼼」とは、仏様は我が⾝をすり減らしても⼈々を救ってくださるという、仏の⼼を表したもの。

ご本尊は薬師如来様。病気を平癒し、⼼⾝の健康を保ってくださる仏様として信仰を集めています。

本堂右⼿に鎮座する「なで佛」様をすりすりと触るふねことみけやん。⾃分の体の痛いところや不調な箇所と同じところを撫でると治ると⾔われているのですが、ふねこたちは九州・関⻄をあちこち回って膝が疲れているのかな?

現在瑠璃光寺では「檜⽪奉納書き」(写真左)を受け付け中。奉納者は、五重塔の屋根となる檜⽪に願い事や⾃分の名前を書くことができ、国宝に名を遺せる!と話題を集めています。この檜⽪寄進はまもなく終了なので、興味がある⼈はお早めに♪
国宝護神御守り(写真右)は、檜⽪屋根葺き替え⼯事に際して、それまで⻑年五重塔を守ってきた檜⽪屋根材を使った数珠⽟のブレスレット。

改修期間の限定御朱印(写真左)もチェック!⻩⾦に輝く縁起のいい御朱印や満⽉の⽇限定の御朱印、檜を紙に加⼯した檜⽪御朱印もあります。
せつこは中⾝がうっすら⾒えるシースルーの御守り(写真右)をセレクト。こちらも檜⽪屋根材を使った数珠⽟⼊りです。

釈迦の⾜の裏を描いた「佛⾜⽯(ぶっそくせき)」に佇むふねこ。これからもたくさん旅して回れますようにと⾜腰の健康を願っているようです♪

ほかにも本堂には⾝代り地蔵や閻魔⼤王が座る後⽣⾞、知⾜の⼿⽔鉢、⽂武兼備の名将・⼤内弘世の⽯像などが並び、「秘佛」特別拝観も⾏われているので⾒応えたっぷり。

また、2025年1⽉3⽇(⾦)まで五重塔のデザインシートをスクリーンに使ったプロジェクションマッピングも実施中。四季をテーマに⼤内⽂化の世界を表現した、幻想的な映像と⾳楽のスペクタクルをご覧あれ〜!

池沿いの通路では、⼈の動きで変化するインタラクティブ体験も楽しめます。昼間の雰囲気とは異なる、夜のノスタルジックな佇まいは⼀⾒の価値アリです!

「昇華-shouka-⼤内⽂化」第2弾プロジェクションマッピング

開催期間

現在〜 2025年1⽉3⽇(⾦)まで

時間

10⽉は18:30〜22:00、11⽉以降は18:00〜22:00 ※12⽉31⽇のみ24:30まで延⻑

かわいくておいしい、⼈気の焼き菓⼦屋『YAOZE』へ

瑠璃光寺を後にしたふねこたちは、持ち前の嗅覚を働かせて近所の焼き菓⼦専⾨店『YAOZE(やをぜ)』にやってきました♪

アンティーク家具や調度品が並ぶステキな店内に、⾊とりどりの焼き菓⼦がずらり。欧州に佇む⼀軒家のような空間とあって、ヨーロッパ帰りのせつこもどこか懐かしい表情。⼤好きなあの味、この味が揃っているようです♡

レストランやカフェで⻑年腕を磨いてきたオーナーパティシエの⽜尾さんが、毎⽇作りたて・焼きたての焼き菓⼦を提供しています。店名『YAOZE(やをぜ)』の由来は、ドイツ語で“3時のおやつ”を意味する「Die Yause」と、吉数を⽤いた⽇本の⾔葉「⼋百(やお)」を組み合わせた造語だそう。

瑠璃光寺店は菓⼦⼯房を併設し、店中に⾹ばしい⾹りが漂います。

常時20種類ほどの焼き菓⼦を揃え、保存料不使⽤で⼀つひとつ丁寧に作られています。アーモンドサブレやココアシナモンクッキーなどの定番商品のほか、季節限定の焼き菓⼦もありますよ。

どれにしようか迷う時間も楽しく、この空間にいるだけで胸がキュンと⾼鳴ります♡

パウンドケーキやタルトもおいしそう!

絵柄が可愛いアンティークのお⽫に並べると、そこはもうヨーロッパ…!ドライフルーツのパウンドケーキやピーカンナッツがのったガトーショコラ、⾷感が楽しいフロランタンなど、秋にぴったりの豊かな味わいです。

ちなみに、店の横を流れる「⼀の坂川」は京都の鴨川に⾒たてられ、川沿いには⼩さなお店が建ち並んでいることから散策スポットとしても親しまれています。春は桜の花が⾊づき、初夏には蛍の光を眺められ、川のせせらぎとともにゆったりと⼼落ち着く時間を過ごせます。

⼀の坂川の桜並⽊に別店舗『やをぜ 後河原店』があり、こちらは⽔曜のみの営業。瑠璃光寺店のオープンは⾦〜⽇曜なので、訪れる⽇によってお店を使い分けてくださいね。

知ってる?⼭⼝のご当地グルメ「ばりそば」を初体験!!

⼭⼝市⺠に⻑年愛されているソウルフード「ばりそば」。バリ?そば?⼀体どんな料理なのでしょうか!?

まだ⾒ぬ「ばりそば」を味わうために、ふねこたちは地元の有名店『元祖ばりそば本舗 春来軒』へ!

ばりそばの誕⽣は第⼆次世界⼤戦後に遡り、台湾の麺料理をヒントに⽣み出されたとか。『春来軒』はその元祖と呼ばれ、同店からのれん分けする店が増えたことでばりそば⽂化が広く根付き、今も地元の⽼若男⼥から親しまれています。

家族連れや⼤学⽣、サラリーマンなどが引き寄せられるように⼊店し、昼間は満席になるほど⼤⼈気!さぁ、ふねこも念願のばりそばをいただきましょう♪

⾹ばしく焼かれた麺の上に野菜たっぷりのあんかけスープがのっています。ばりそばの「ばり」は麺の⾷感だったんですね♪ ⼀⾒すると⻑崎名物の⽫うどんにソックリですが、ばりそばの⽅がずっしりとしてボリューム満点!

あんかけの具はキャベツ、キクラゲ、シイタケ、鶏⾁、イカ、ナルトなどご〜ろごろ!あんかけスープがさらっとしている点も、トロミが強い⽫うどんとは異なるポイントです。

⼭⼝県の銘柄鶏「⻑州どり」から抽出した脂を使って、秘伝の麺をじっくり焼きあげるのが『春来軒』のこだわり。
焼き具合は「バリ」「カタ」「ヤワ」から選ぶことができ、最初は⾹ばしい⾷感を味わい、次第に麺がスープになじんで柔らかくなる“⾷感の変化”を堪能できます♪

あんかけスープは、⽣の鶏ガラからダシを取り、化学調味料は不使⽤。あっさりとしたやさしい味わいと、ダシが効いた深いコクが、⼦どもから⼤⼈まで⽀持される理由!

お好みで酢や酢醤油をかけて、味変するのもGood♪ ほどよく酸味がきいて、⾷欲がさらに湧いてきます。

⼈気のサイドメニュー、餃⼦とチャーシューもいただきながら、⼭⼝の⾷⽂化を⼤満喫♪

ふねこたちが訪れた『春来軒 中市店』は⼩上がり席があるのでお⼦様連れにもおすすめです。ばりそば未体験の⼈は、ぜひ味わってみて。ボリューム満点でありながら、あっさりペロリといけちゃう⼤満⾜のおいしさですよ!

⼭⼝ドライブ旅の後編は、美肌効果のある天然温泉を巡ります!どうぞお楽しみに♪

国宝瑠璃光寺五重塔

住所

⼭⼝県⼭⼝市⾹⼭町7-1

TEL

083-922-2409

焼き菓⼦やをぜ 瑠璃光寺店

住所

⼭⼝県⼭⼝市天花2-4-22

TEL

083-902-2140

定休⽇

⽉〜⽊曜

元祖ばりそば本舗 春来軒 中市店

住所

⼭⼝県⼭⼝市中市町4-27

TEL

083-920-4107

定休⽇

なし