きまぐれふねこ
山口県
2024年10月17日
Vol.62 世界が⼤注⽬!! ⻄の京都、⼭⼝へドライブ♪〜後編〜

Vol.62 世界が⼤注⽬!! ⻄の京都、⼭⼝へドライブ♪〜後編〜

アメリカの有名新聞・The New York Timesで取り上げられた「2024年に⾏くべき世界52カ所」のひとつ、⼭⼝県⼭⼝市を観光中のふねこたち。

前編の様子はこちら

⼭⼝市の中⼼部にある湯⽥(ゆだ)温泉街へやってきました♪

湯⽥温泉には「⽩狐伝説」があり、駅の横に巨⼤な⽩いキツネが鎮座しています…!!
⾔い伝えによると、室町時代に⽩いキツネが古池で温泉を⾒つけ、その温泉で傷を癒していたことが湯⽥温泉の起源なのだとか。

湯⽥温泉は天然温泉の湧出量が豊富で「美肌の湯」としても⻑く愛され、無料で利⽤できる⾜湯スポットや⽇帰り⼊浴が可能な施設も多数点在。
そんな天然温泉に⾝も⼼も癒される、⼭⼝ドライブ旅・後編が始まりま〜す♪

『狐の⾜あと』で湯⽥温泉の最旬情報と⾜湯体験を♪

温泉街散策の始まりに訪れたいのが、湯⽥温泉観光回遊拠点施設『狐の⾜あと』。こちらは「観る」「⾷べる」「買い物する」をテーマに、観光にぴったりの最旬トピックを集めた情報発信施設です。

情報収集以外にも、館内でゆったり⾜湯を楽しめたり、⼭⼝のご当地スイーツ&ドリンクを味わえたりと、お楽しみコンテンツがギュッと詰まっています。

アツアツの温泉が湧き出ていますね! 湯⽥温泉は⼭陽路随⼀の名湯で、1⽇の湯量はなんと約2千トンだそう…!!

せっかくなので、屋内外にある3種類の⾜湯を楽しみましょう♪(⾜湯の利⽤料:⼤⼈200円、⼩中学⽣100円)

⾜湯の利⽤料⾦には⾜ふき⽤のおしぼりが含まれるので⼿ぶらでもOK!また和⾵モダンな⾜湯⾐装をレンタルできるのも(着数限定、料⾦に含む)、観光客にうれしいサービスですね♪

屋内にある『窓辺の湯』は、⾜湯に浸かりながらカフェメニューを味わえる特等席。

カフェでは⽩狐がモチーフのカフェラテやまんじゅう、⼭⼝銘菓・外郎(ういろう)のミニパフェなど、湯⽥温泉ならではの⼀品をどうぞ。

みけやんは利き酒に挑戦!「獺祭」「アークエンジェル ゾロ」「東洋美⼈」と、地酒の飲み⽐べを堪能しています♪

中庭の景⾊と⾜湯に癒されて、おいしいスイーツ&ドリンクに⾆⿎。⾄福の時間とはこのこと!

⼭⼝市出⾝の天才詩⼈・中原中也のトレードマークである帽⼦とマントを被れる「なりきり中也」も楽しめちゃいます♪

館内のどこかに“狐の⾜あと”が隠れているので、ぜひ探してみてくださいね。

湯⽥温泉の奥座敷、『名勝 ⼭⽔園』で⾮⽇常の寛ぎを満喫

湯⽥温泉をさらに堪能するために、ふねこたちは“国登録有形⽂化財の宿”として有名な『名勝 ⼭⽔園』を訪れました。

⼭⽔園の⽬の前に、⽩狐伝説の発祥の地と⾔われる熊野神社の⿃居を発⾒!Vol.59の旅で熊野神社の総本宮『熊野本宮⼤社』を参拝したふねこたち、なんだか縁を感じずにはいられませんね…!

⼭に囲まれた⾃然豊かな場所に佇む⽼舗旅館『名勝 ⼭⽔園』。こちらでは京都の数寄屋造りを取り⼊れた趣のある⽇本建築、圧倒的なスケールを誇る⽇本庭園、こだわりが詰まった源泉掛け流しの温泉を楽しめ、流れる空気感が特別に感じられるほど凛とした⾵格を漂わせています。

数千坪の敷地に客室はわずか14室という贅沢な佇まいも、都会の喧騒を忘れさせるゆとりのひとつ。もともとは⼤正時代に実業家の別荘として造られた建物で、昭和11年に増築を⾏い旅館として開業し、その後も増築を重ねて今に⾄るそうですよ。

客室ごとに佇まいや趣が異なるのも特徴的。⽇本建築の美の真髄に触れたり、窓の向こうに広がる庭園や緑を眺めたり、いつもとは違う時間の過ごし⽅をゆっくりと楽しみたいですね。

宿泊者は、内湯の⼤浴場や外湯の⽴ち寄り湯「翠⼭の湯」を⾃由に利⽤できます。※外湯「翠⼭の湯」は宿泊者以外の⽅も利⽤可能(⽴ち寄り⼊浴:⼤⼈1,600円、満70歳以上1,300円、⼩学⽣以下800円)

⼭⽔園では温度の異なる3本の源泉を混ぜ合わせることで適温に調整し、源泉掛け流しの新鮮な温泉を提供。湯⽥温泉が誇る、無⾊透明で肌になじむ柔らかな泉質(アルカリ性単純泉)を存分に堪能できます。ふねこたちは「翠⼭の湯」で露天⾵呂、遠⾚外線サウナ、⽔⾵呂、ジェットバスなど、極楽タイムを謳歌中♪

露天⾵呂から望む景⾊が美しいこと…!まもなく紅葉の⾒頃になり、季節の移ろいを間近で感じられますよ。

宿泊と温泉を楽しんだふねこは、旅館のロビーでしばし休憩。

⾼度な技術と遊び⼼が融合した数奇屋造りの空間は、床や壁、天井、下地窓などの隅々から⼤正・昭和のロマンが漂っています。庭園を望む窓際の席で、本を読みながらゆっくり過ごす。これだけで⼼が洗われる気分。

国登録記念物に指定されている庭園を散策してみましょう!

⼭を借景にした⽇本庭園は、「池泉式回遊式庭園」「枯⼭⽔」「露地(茶室周りの茶庭)」の3つの様式で構成されています。みずみずしい空気感、⾃然が伝えてくれる四季折々の機微、侘び寂びを感じる繊細で美しい設え、⼼落ち着く静かな環境。深い趣が随所に散りばめられて、どこを切り取っても絵になる景⾊。

体の芯から温まる天然温泉に癒され、⾵の⾳、⿃のさえずり、⽊の葉が揺れる姿、キラキラとした⽊漏れ⽇に感無量。⾃然・歴史・⽂化が織りなす癒しの時間に、どっぷり浸かるふねこなのでした。

新感覚「飲む外郎」を味わいながらお⼟産探し♪

⼭⼝ドライブ旅の最後に、再び瑠璃光寺付近に訪れたふねこたち。その理由は、物産館『⻑州苑』でお⼟産選びと新感覚ドリンク「飲む外郎(ういろう)」を楽しむため!

『⻑州苑』は瑠璃光寺の⽬の前に建ち、湯⽥温泉街から⾞で約10分とサクッと⽴ち寄れる距離感。あちこち⾏き来しやすい⼭⼝のコンパクト感も旅⾏客に⽀持されるポイントですね。

物産館には⼭⼝名物の外郎や夏みかんを使った加⼯品、ふぐを使⽤した⾷品、その他バラエティ豊かな商品が並んでいます。パッケージデザインがかわいいからお⼟産にGood!

ころんとしたフォルムがチャーミングな⼤内⼈形、ぐい呑みや湯呑みにぴったりな萩焼の器もありますよ。

館内では地域の⽂化産業である「⼤内⼈形の絵付け体験」や「徳地和紙の折染め体験」を受けることができ、完成した作品はお⼟産として持ち帰ることができるので思い出づくりにおすすめ♪(体験プログラムは有料、要予約)

併設のカフェ『5縁CAFE』のオリジナルドリンク「飲む外郎」も⾒逃せません!

外郎は名古屋や⼩⽥原でも親しまれる和菓⼦ですが、⼭⼝で作られる外郎はワラビ粉を使⽤し、ぷるんとした弾⼒とモチモチ⾷感を楽しめるのが特徴。⽔⽺羹のようにつるんとした喉越しで、⽢さ控えめの上品な味わいも魅⼒的。

そんな“⼭⼝外郎”をとろ〜りなめらかなドリンクにアレンジしたのが、5縁CAFE特製の「飲む外郎」!

飲む外郎は3種類あり、ふねこは定番の「⿊みつきなこ」をチョイス。ストローでちゅるんと飲めるやわらかさで、⿊みつ・きな粉のコクと⾵味、⼩⾖の粒感がアクセント!さっぱりとした⽢さでごくごく味わえます♪

⼭⼝市の伝統⼯芸品・⼤内⼈形を模った「⼤内⼈形焼」も観光客に⼤⼈気!⼤内⼈形は夫婦円満・家庭平和の象徴として古くから親しまれる縁起物なので、これを⾷べればきっと仲睦まじく、⼼穏やかに過ごせそうですね♡

飲む外郎と⼭⼝県産のみかんジュースを⽚⼿に、改めて瑠璃光寺五重塔を鑑賞。歴史に想いを馳せ、ご当地ドリンクをゴクリ。⼭⼝の魅⼒を⽬から⾆から味わって、旅の締めくくりを⼤満喫♪

世界が認めた⼭⼝市の醍醐味を全⾝で味わったふねこたちのように、⾏楽の秋に⼭⼝ドライブ旅へ出かけてみてはいかが?紅葉が⾊づく“⻄の京都”に、⼼がはんなりと癒されますよ♪

狐の⾜あと

住所

⼭⼝県⼭⼝市湯⽥温泉2-1-3

TEL

083-921-8818

定休⽇

なし

名勝 ⼭⽔園

住所

⼭⼝県⼭⼝市緑町4-60

TEL

083-922-0560

⻑州苑 / 5縁CAFE

住所

⼭⼝県⼭⼝市⽊町1-6

TEL

083-925-5850

定休⽇

なし