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Vol.14 はんなり京都旅♡(おみやげ&お宿編)
さあ、京都旅行も残りわずか!
旅先の宿泊トレンド事情も気になりますよね。
そこで、ふねこが今感を味わえるホテルをレコメンド!
さらに“京都みやげ”についてもしっかりエスコート★
他では手に入らない京都の素敵アイテムをゲットしに、最後まで旅を楽しみ尽くしましょう♪
音楽も空間、出会いを楽しむトレンド発信基地『HOTEL SHE, KYOTO』!
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JR京都駅・八条口から徒歩10分ほど南下した場所にある『HOTEL SHE, KYOTO』。セレクトショップのように垢抜けたスタイリッシュな外観で、入る前からテンションUP♪
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中へ入ると左手にレセプション、奥はラウンジが広がり、無機質なインダストリアル空間にピンクのソファやミラー照明、植物のディスプレーが配され、コンテンポラリーな空間です。
2019年3月にリニューアルオープン。ショップスペース(キオスク)とカフェスペースが誕生し、宿泊者以外も気軽に利用できるようになりました!
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ふねこがオーダーしたのは、大阪発のクラフトコーラ「ともコーラ」を使ったソーダフロート。この「ともコーラ」は複数のスパイスを調合し作られたもので、「ソーダ割り」「ジンジャー割り」「コーラチャイ」「ともコーラフロート」として提供されています。アイスクリームも人気で、神奈川発の「BIG BABY ICE CREAM」の手作りアイスを味わえます。
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客室はミントグリーンのデザインでとびきりおしゃれ! ダブルルームは1人3,240円から。寝心地のいいシモンズのベッドを導入しているのもポイントで、旅の疲れを癒す快適なお部屋。ツインルームとダブルルームは同じ広さで、スーペリアダブルルームとスーペリアツインルームはキッチン付きの部屋も。自炊できるのでロングステイする出張客や旅行客が多いそうですよ♪
なんとレコードサービスも! 全客室に専用のレコードプレーヤーとレコードが完備され、ゆるやかに音楽を楽しめるのです。ロビーにレコードが豊富にストックされているので、そこからお気に入りの一枚を選んで部屋に持ち込むのもOK!
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フロントのショップコーナー「キオスク」では、旅中に使えるアンダーウェアやオリジナルのシャツ、トートバッグなどを販売。ちょっぴり懐かしみのあるアーバンデザインは、デイリーユースに重宝しそう。お土産としても喜ばれそうですよ♪
京都木版画の“伝統”と“今”を楽しむ『竹笹堂』
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京都の職人による手仕事を覗いてみたくて、ふねこは『竹笹堂』にやってきました。ここは1891年に創業した木版画工房で、昔ながらの木版摺り(もくはんずり)を継承しながら、現代に寄り添う新しいアイテムも展開しています。築100年の町家の1階が販売スペース、2階が工房です。
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すべて手作業で作られる木版印刷の絵は、独特の構図、色合い、豊かな風合いが魅力。機械では表現できない手仕事の温もりと安堵感が伝わり、眺めるだけで心がはんなり癒されます…♪ 京都の町並みや自然が切り取られた作品(2000円〜)は海外の観光客に人気だとか。
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木版画は、下絵を描く“絵師”、下絵に沿って版を彫る“彫師”、版を使って紙に摺り上げる“摺師”がそれぞれいて、江戸時代の伝統技術を駆使して三者分業制で一つの作品を作り上げます。最近では一人で全工程を行うこともあるそうです。
刷り師がデザインを手がけたモダンな作品も、若い人が手に取る人気アイテム! 木版画のモチーフをテキスタイルや紙モノに転写したブックカバー(1200円〜)やポチ袋(800円)は100種類ほど揃い、美しい色彩とほっこりとしたデザインがとってもかわいい♡
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摺る際には一色ずつ色を丁寧に重ねて、グラデーションやぼかしの表現がなされます。真心とこだわりを重ねて作られる作品とあって、ハレの日のギフトにも喜ばれています。
京の台所『錦市場商店街』で、ご当地グルメ&お土産をチョイス!
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約1300年の歴史を持ち、魚、京野菜、乾物や漬物、おばんざなどの加工食品を扱う老舗専門店が集まる市場がここ、『京都錦市場商店街振興組合』(通称:錦市場)です。全長約390メートルに126店舗が並んでいます。
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代表的な店舗といえば、京料理に欠かせない京生麩の専門店『麩嘉(ふうか)』、ヌカ漬けの木樽がずらりと並ぶ京漬物専門店『錦・高倉屋』、イイダコの頭にうずらの卵を詰めた「たこたまご」を販売する『櫂-KAI-』。
食べ歩きには、『汸臼庵 京都錦本店』の創作練り物、『井上佃煮店』のハリネズミドーナツ、『鮮魚 木村』の串刺し鮮魚(その場で食べるなんて斬新!)、『餅つき屋』のみたらし団子がオススメ!
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商店街内にある和包丁の名店『有次』は、料理好きにはたまらない聖地。切れ味抜群の和包丁が豊富に揃い、購入後はその場で名入れもしてくれますよ。日本伝統の逸品を目的に、海外のお客さんがいっぱい…!
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商店街の突き当りにある錦天満宮にたどり着いた頃には、お腹も心も大満足。ご当地グルメとお土産の調達を同時にできる、弾丸トリップにもありがたいホットスポットでした♪
日本で唯一の金平糖専門店『緑寿庵清水』へ!
日本で唯一の金平糖専門店『緑寿庵清水』の本店にやってきました。こちらは1847年創業の由緒正しい歴史ある老舗です。
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もともと金平糖は、1546年にポルトガルから伝来した砂糖菓子で、その美しい形と味わいに、あの織田信長も深く惚れ込んだと言われています。当時は公家や高級武士しか口にできない高価かつ貴重な品とされ、製造法も門外不出だったそうです。現在も特定のレシピはなく、その日の気温や天候に合わせて蜜の濃度、釜の傾斜、温度を変え、釜で転がる金平糖の音を聞き分け、五感を使いながら微調整を繰り返し、精巧な職人技で作られています。
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『緑寿庵清水』では、1種類の金平糖を完成させるまでに16〜20日間を要するというからビックリ…! じっくり丹念に味や色彩、形を整え、一子相伝の伝統製法が今も受け継がれているのです!
1種類の完成まで想像以上の時間がかかることを知ると、『緑寿庵清水』に並ぶ60種類以上の展開数に感嘆とします。季節の旬の素材をぜいたくに使った期間限定の金平糖や、「珈琲」や「ほうじ茶」といった大人味の金平糖「エストレーラ」、至難の技術を駆使して作る「究極の金平糖」が特に人気とのこと。11月には京都・伏見の原酒をふんだんに使い、一粒ごとに日本酒の芳醇な味が閉じ込められた「究極の日本酒の金平糖」が登場。例年キャンセル待ちが出るほど全国から問い合わせが集まるというから本当にスゴイ。これぞ、正真正銘の“本物の贈り物”です!
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イガの美しさ、ツヤや色彩、噛んだ時の食感など、胸をきゅんとさせる最高のお菓子、『緑寿庵清水』の金平糖。風情漂う本店に訪れながら究極の金平糖を味わうのも、京都旅の満足度をUPさせる特別なエッセンスになりますよ♪
京都旅の思い出とおいしさをたっぷり詰め込んで、再び大阪・泉大津の港へ向かうふねこ。ん? ちょっとお腹がポヨンと膨れたみたい…?
京都の美食をめいっぱい食べた分、海をかきわけながら運動しなきゃですね! がんばれふねこ〜!!
HOTEL SHE, KYOTO
京都府京都市南区東九条南烏丸町16
075-634-8340
チェックイン15:00~23:00 チェックアウト~10:00
京都錦市場商店街振興組合(通称:錦市場)
京都府京都市中京区錦小路通寺町~高倉間
075-211-3882(代)
店舗により異なる