Vol.51 Let’sビワイチ♪ びわ湖一周サイクリング旅〜前編〜
阪九フェリーに乗って、福岡から大阪へやってきたふねこたち。
今回旅先は…… なんと滋賀県の琵琶湖(以下、びわ湖)です〜!!!
阪九フェリーが着港する泉大津港からびわ湖までは、
およそ90km。車だと約1時間20分、電車なら約1時間半で到着します。
びわ湖はサイクリングコースとしても人気で、
関西をはじめ、全国からもサイクリストが続々と集まっています。
またびわ湖を一周することを「ビワイチ」と呼び、
気候の良い春や秋は、“ビワイチサイクリング”を楽しむ人が多くみられます。
爽やかな秋風が吹き抜けるびわ湖を舞台に、
これからふねこたちのビワイチ旅が始まりま〜す!!
まずはここから。『サイクリストの聖地』から出発〜!
巨大な“BIWAKO”モニュメントが立つ『野洲川河口公園』、通称『第二なぎさ公園』にやってきました。バックに雄大なびわ湖が広がり、「ついにびわ湖へきたゾ〜!!」とテンションが一気に高まります♪
“BIWAKO”モニュメントの隣には「琵琶湖サイクリストの聖地碑」もあり、これは滋賀県守山市がビワイチのスタート地点として定着することを願い2017年に設置されたものです。
ふねこも記念碑のモデルさんと同じように、足を高らかに上げてY字バランス!!
約200kmのビワイチに向けて、燃えたぎる気合を感じますね♪
ちなみに、びわ湖を一周するサイクリングルートは国土交通省認定「ナショナルサイクルルート」の一つにもなっています。サイクリストが道に迷わないよう、道路上に青い矢羽根マークや破線表示が目印として書かれているので、そのサインをたどって走行すればびわ湖一周が叶いますよ。
また、『野洲川河口公園(第二なぎさ公園)』の近くにはレンタサイクルができる施設が複数あるので、身軽な状態でサイクリングの旅を楽しむこともできます。
前後・左右を確認しながら安全運転で、ビワイチサイクリングに挑戦しましょう!ふねこたちもビワイチ旅を楽しみながら、注目の立ち寄りスポットに訪れるようです♪
まるで童話の世界!?『ラ コリーナ近江八幡』でおやつを堪能♪
一面に生い茂る緑と、芝で覆われた建物。さて一体、ここはどこでしょう!??
正解は、全国に展開する老舗和菓子店『たねや』とバームクーヘンが有名な洋菓子店『クラブハリエ』のフラッグシップ店として2015年にオープンした『ラ コリーナ近江八幡』です。絵本の中に迷い込んだかのような幻想的な世界が広がり、ふねこたちもワクワクと好奇心がくすぐられています。
三角屋根の建物は、『たねや』と『クラブハリエ』の商品を揃えるメインショップ。定番商品のほか、ここだけでしか買えない限定商品も多数揃っています。
2階は「どらやきを楽しむカフェ」をコンセプトにしたカフェで、ふんわりしっとりの「生どら」を楽しめますよ。
メインショップの建物の奥には、中央に大きな田んぼが広がり、それをぐるっと囲むようにカステラショップやバームファクトリー、ギフトショップ、フードコートなどの建築群が連立しています。約3万6000坪もの広大な敷地のスケール感と非日常の世界観にふねこたちも感動…!
これらの建物のほとんどは日本を代表する建築家・建築史家の藤森照信氏の設計で、無垢材や漆喰などの天然素材が活かされ、周りの自然と溶け込む佇まい。あまりの居心地良さに時間を忘れるほど、ゆっくりと滞在したくなります。
カステラ専門店『栗百本』では、カステラが作られる様子を眺めながらショッピングができます。ラ コリーナ近江八幡限定の「焼きたてたねやカステラ」(写真右)は、ふわふわの食感が特徴的! 今まで味わったことのないカステラの新しいおいしさを体感できるので、ぜひ食べてみて♪
2023年1月にオープンした『バームファクトリー』も注目のスポット。クラブハリエ最大規模の店舗で、1階がショップ、2階がカフェとなっています。バームクーヘンができるまでの工程を見学できるので、子どもから大人まで社会科見学気分で楽しめそうですね♪
職人が焼きあげる“つくりたて”のバームクーヘンは、必ず食べておきたい一品。しっとりフワフワの生地と上品な甘味は、“つくりたて”ならではのおいしさです。みなさんもどうぞお見逃しなく!
ノスタルジックな雰囲気の土塔や、マスコットキャラクター「ハリエさん」の看板など、フォトスポットがたくさんあって楽しさ満載♪
フードコートやギフトショップなどもあり、まさに一日中楽しめるおやつのテーマパークともいえる『ラ コリーナ近江八幡』でした。これからも季節メニューが続々と登場予定とのこと。“ここだけ”のおいしさを味わいに訪れてみてくださいね♪
ひこにゃんに会いに、『彦根城』へ参上!!
滋賀県が誇る名城『彦根城』は、徳川四天王の一人、井伊直政の子・直継によって築かれた城です。日本の城のうち、現存する12天守の一つであり、天守は国宝に指定されています。
秋の紅葉に包まれた彦根城は風雅な雰囲気で、雄々しい佇まいがとてもかっこいいですね。
入場門から天守までは高低差50m、約140段の石段が続きます。敵が侵入してきた際の時間稼ぎとして、一段ずつ幅を変えて石段が作られ、途中で急カーブするポイントも多数。道のりがやや長いので無料貸し出しの杖を使って、ゆっくり登っていきましょう。
彦根城の見どころの一つ、「天秤櫓(てんびんやぐら)」。廊下橋を中心に左右に櫓が並び、この形状は国内に彦根城だけだそうで、国指定の重要文化財となっています。また、この廊下橋を落とすことで敵の侵入を防ぐ仕組みになっていたそうですよ。思わずそのシチュエーションを想像しちゃいますね…!ふねこも注意して〜!!
国の重要文化財に指定される「太鼓門櫓(たいこもんやぐら)」。ここに城中合図の太鼓が置かれていたそうですよ。今もどっしり勇壮な迫力が漂っています。さあこの先に、ついに彦根城の天守が…!
どど〜ん!天守のお目見えです!!
滋賀県彦根市のキャラクター・ひこにゃんのフォトパネルがあるので、天守をバックに記念撮影をぱしゃり♪
天守は3階3重(3階建ての3重屋根)の構造と、附櫓(つけやぐら)と多聞櫓が連なる設計で、自然石を使用した「牛蒡(ごぼう)積み」という堅固な石垣も特徴的。
彦根城では生のひこにゃんに会えるチャンスも!天守前広場や彦根城博物館に毎日登場するので、登場時間をチェックして訪れましょう。ふねこもひこにゃんと初対面を果たせてご満悦♡
天守の見学をしたら、旧大名庭園の「玄宮園(玄宮楽々園)」まで足をのばしてみて。江戸時代につくられた池泉回遊式庭園と、その後ろに見える彦根城の佇まいは、圧巻の一言です…!
さて、彦根城のあとは「夢京橋キャッスルロード」に立ち寄って、ご当地グルメを楽しみましょう♪ 江戸時代の城下町をイメージした道沿いに町屋風の土産物屋や飲食店が軒を連ね、たくさんの観光客で賑わっています。
近江牛専門店『千成亭』が手がける「近江牛赤身握り寿司」に、大人気焼き芋スイーツ専門店『芋ろう』の「芋ぱふぇ」など、しょっぱいものと甘いものを両方堪能して、ビワイチ制覇に向けてエネルギーチャージしたふねこたちなのでした。
後編もビワイチ旅はまだまだ続きます!
湖西の方に向かい、絶景スポットも楽しむようです♪
ふねこたちのビワイチ旅、後編もどうぞお楽しみに!